KNT、「日本を代表する文化体験」提供、グローバル人材育成に

  • 2013年9月29日

 近畿日本ツーリスト(KNT)は10月、グローバル人材育成のための「日本を代表する文化体験プログラム」の販売を開始する。海外留学を希望する学生や海外展開を進める企業の社員が体験することで、世界に向けて日本文化を発信できるようにし、グローバル人材となる手助けをする。

 プログラムは、茶の湯、生け花、きもの着付け、書道、座禅、盆栽、伝統工芸品、邦楽演奏、相撲、柔道などを用意。KNTによると、それぞれ単独で研修をおこなうケースはあったが、希望に応じて組み合わせて提供するのはこれが初という。KNTはコンサルティング業務と販売を担い、研修は伝統工芸品のみ一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会、それ以外はジャパニーズ・カルチャービジットがおこなう。

 料金は、例えば茶の湯と生け花の1日体験で10万円から。契約目標は学校関連で30校、企業法人で20社、ユナイテッドツアーズの海外留学専門部署「ACOSTA(アコスタ海外留学情報センター)」でのオプションとして500名をめざす。