交通科学博物館が来年4月に閉館 52年の歴史に幕/大阪
JR西日本は、大阪市港区の交通科学博物館を来年4月6日で閉館すると発表した。2016年春に京都・梅小路で開業予定の新鉄道博物館(仮称)へ資料を移設するため。
交通科学博物館は大阪環状線弁天町駅高架下にあり、1962年1月から営業していた。展示物には、1964年開業当時の東海道新幹線0系のトップナンバー(4両)や、1880年にアメリカから輸入され北海道で最初に走った蒸気機関車「義経号」など、貴重な車両が数多くある。またアクセスの利便性から週末には多くの家族連れなどでにぎわい、2012年3月末までで延べ1770万人が訪れた。
閉館に伴い、9月下旬ごろから常設展示されていない収蔵資料の特別展示を計画し、閉館セレモニーも行う。担当者は「52年間もの間、地域の皆様に親しまれ閉館は寂しいものですが、2016年春に梅小路で再会しましょう」と語った。
情報提供:トラベルニュース社