ティーウェイ、12月に佐賀/仁川線就航-記念運賃、片道1000円から
韓国のLCC、ティーウェイ航空(TW)は12月20日、佐賀/仁川線を開設する。水、金、日の週3便で運航し、機材はボーイングB737-800型機の189席。9月13日15時から航空券の販売を開始する予定で、片道1000円からの記念運賃の販売も実施する。TWの佐賀への就航は今回が初めて。
航空券はTWの公式ウェブサイトで販売するほか、電話での受付もおこなう。また、旅行会社経由の販売も展開。TWはアクセス国際ネットワークと独占参加契約を締結しており、AXESSからの予約、発券が可能だ。
TWのGSAである、AMS(※)によると、同路線の主なターゲットはインバウンドだが、日本発需要も取り込んでいく考え。特に日本発については旅行会社の協力が必要との考えから、佐賀県と協力のもと、大手旅行会社や地元の旅行会社に営業を実施しており、既に商品造成も進んでいるとした。
また、インセンティブや企業の団体旅行などにも営業を実施。佐賀は他社の競合路線がないことから、行政関係やビジネス需要も期待できるという。
航空券は12月20日から2014年3月30日搭乗分までを販売。運賃に加え、燃油サーチャージと仁川国際空港施設利用料が別途必要となる。また、ウェブサイト限定で、2013年9月13日から26日まで、片道1000円から3000円の記念運賃も販売する。
▽佐賀県、運行経費を支援、国際線専用ターミナルも
TW就航に伴い、佐賀県ではTWへのサポートを実施。佐賀県県土づくり本部空港課によると、TWに対し着陸料や空港ビルの使用料など運航経費の支援として、3年間で約1億5000万円相当を支援する。また、TWと協力したプロモーション活動も予定しており、日本国内に加え韓国でも実施する計画だ。
佐賀県は国際線専用ターミナルを約9億円費やし現在建設中。TW就航時までには供用を開始する予定だ。空港課によると、なるべく現行の設備を活用する計画で、ターミナルはCIQや免税店、待合室保安検査場などを有するものとし、チェックイン施設は既存のターミナルを利用。搭乗橋も既存のものを使う予定だ。
なお、佐賀/仁川線の運航スケジュールは下記の通り。
▽佐賀/仁川線運航スケジュール
TW296便 HSG 17時10分発/ICN 18時30分着(水、金、日)
TW295便 ICN 14時50分発/HSG 16時10分着(水、金、日)
※AJTからこのほど社名変更