KNT-CT、7月の海外旅行は16.7%減、クラツーは微増に

  • 2013年9月11日

 KNT-CTホールディングスの2013年7月の旅行取扱状況(※)で、海外旅行取扱額は前年比16.7%減の139億5497万円となった。団体旅行が33.8%減、企画旅行が11.7%減、個人旅行も11.7%減といずれも前年を割り込んだ。

 団体旅行は近畿日本ツーリスト(KNT)の取り扱いで、企業需要は回復基調にあるものの、大型エンターテイメント団体を前年に複数取り扱っていた反動が大きかったといい、一般団体は37.6%減。学生団体は2.8%減に留まった。KNTの海外旅行の合計取扱額は24.6%減。

 企画商品のうち、近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT)はホリデイでチャーターを設定した欧州が伸びたものの、東アジアを中心に全体としては不調で、取扱人数、取扱額ともに前年を下回った。一方、クラブツーリズムは、欧州方面でトルコやエジプトにおける政情不安の影響は受けたが、クルーズなどが好調で0.8%増と前年を上回った。

 なお、海外旅行以外では国内旅行が0.4%増の275億5156万円、国際旅行が7.6%減の4億5521万円で、その他を含めた合計は5.7%減の427億6658万円となった。国内では団体旅行が2.9%減、企画旅行が1.2%増、個人旅行が0.9%増となり、団体のうち一般団体は5.7%減、学生団体は0.9%増。企画商品はメイトが4.9%減、クラツーが6.9%増であった。

※近畿日本ツーリスト(KNT)、KNT個人旅行、KNT個人旅行販売、クラブツーリズム、KNT北海道、KNT東北、KNT中国四国、KNT九州、ユナイテッドツアーズ、KNT商事、KNTアジアの合計値。2012年12月までに掲載した取扱状況の記事では、クラブツーリズム、KNT個人旅行販売(旧KNTツーリスト)、ユナイテッドツアーズの3社の数値は含んでいない