シルバー・シー、14年3月に新探検船を就航、日本寄港も
シルバーシー・クルーズは2014年3月1日、8隻目の船として、探検船「シルバー・ディスカバラー」を就航する計画だ。総トン数は5218トンで、全長103.6メートル、全幅15.5メートル、乗客定員は128名。シルバーシー・エクスペディションのブランドとの位置づけだ。
就航地はミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの辺境、極東ロシア、東南アジア、オーストラリアのキンバリー地域、ニュージーランド、日本。日本は小樽、屋久島、沖縄、宮古島、西表島、竹富島などに寄港する。例えば、「ワイルドなシベリア:オホーツク海」と題した6月出発の19泊クルーズでは、小樽発着でサハリンや西カムチャッカ半島、千島列島をめぐり、ペトロパブロフスクを発見したヴィトゥス・ベーリングの足跡をたどる。クルーズの販売は9月10日から開始した。
シルバー・ディスカバラーは、シルバーシー・クルーズが取得した「クリッパー・オデッセイ」を改名、改装するもの。2014年2月末に改装が終了する見込みだ。5つのカテゴリーのスイートを有し、12艇のゾディアックボート、グラスボトムボート、スイミングプール、ジム、ビューティーサロン、レストラン、プールサイドグリル、レクチャールーム、パノラマラウンジなどの施設を揃える予定。また、海洋生物学者や歴史家、地質学者、自然学者などの幅広い知識を持つ、11人からなるエクスペディションズのチームが乗船し、乗客に知識や体験を提供するという。