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記念日旅行、経験ありは52.6%、憧れの旅など需要増も

 ジェイティービー(JTB)がこのほどJTB旅のアンケートたびQでおこなった記念日の旅行に関する調査で、これまでに何かの記念で1泊以上の旅行に行ったことのある人は全体の52.6%となった。回答者は2641人で男性1629人、女性976人、36人は不明という。

 記念日旅行に行ったことのある約1400人に、どのような記念日であったかを聞いた質問では「結婚記念日」が1位、「誕生日」が2位、「還暦・古希・喜寿などの年祝い」が3位に。結婚記念日は特に50代で40.2%、60代で34.2%、70代で36.6%と高い傾向にあり、JTBでは銀婚式や金婚式など、節目の年に旅行に出ているケースが多いと分析している。一方、20代から40代では「誕生日」が最も多くなった。

 このほか世代別の特徴として、20代は「卒業・入学」記念が25.5%と高く、次いで「結婚記念日」と「還暦・古希・喜寿などの年祝い」も12.8%に。「還暦・古希・喜寿などの年祝い」は30代でも3位となっており、還暦前後の親などと家族旅行をしている可能性があるという。



 誰の記念日であったかについては、「自分」が40.6%、「配偶者」が32.8%、「両親」が12.9%で上位3位となった。男女別で見ると「自分」を選んだ人は男性6割、女性4割で、回答者全体の男女比とほぼ同じであったが、「配偶者」を選んだ人は男性が7割に増加。一方、女性は「両親」が52.7%と割合が高くなっている。

 また、記念日旅行に行こうと思った理由では、「自分が品物より旅行の方が思い出に残ると思ったから」との回答が26.9%で最多となり、「相手が品物より旅行の方が喜ぶと思ったから」も17.6%で3位。2位は「自分が記念日に行ってみたい場所があったから」で21.0%となり、上位3位で65.5%を占めた。「相手の希望だったから」は10.6%となっており、自発的に選んでいる傾向も見られる。

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