エティハド、「フライング・ナニー」導入、機内ベビーシッター
エティハド航空(EY)は9月1日、機内でベビーシッターサービス「フライング・ナニー」を開始した。トレーニングを受けた客室乗務員がオレンジ色のエプロンを着用し、長距離路線で乗務。家族や一人旅の子どもに対してサービスを提供する。
フライング・ナニーは子どもたちに接するためにストローやステッカー、ボール紙などのキットを携帯し、例えば手作りおもちゃやグリーティングカードの作り方などを教えるほか、機内の紙コップで人形の帽子を作ったり、折り紙をしたりする。年長の子どもにはクイズや、ギャレーへのツアーもおこなう。
さらに、フライト後半には哺乳瓶の補充を手伝うなどし、乗り継ぎ客には水やフルーツ、スナックなどを提供。アブダビ空港では、乳幼児用の着替え室など子供向けの施設も案内する。
今回の導入を前に、300人の客室乗務員にトレーニングを実施したほか、9月中にも60人のトレーニングを予定。2013年末には合計500人のフライング・ナニーが乗務する体制とする。また、子ども用にミツバチ、ラクダ、ライオン、パンダのキャラクターも新たに作成した。