ピーチ井上社長「我々の道を行く」-成田線就航でおしぼり配布
ピーチ・アビエーション(MM)は8月28日、東京の丸の内と表参道で、成田就航記念おしぼりの配布を実施した。これは、10月27日の成田/関空線就航のイベント「Peachは『空から日本をハッピーに!』」として実施したもの。同日開催した記者会見でMM代表取締役CEOの井上慎一氏は「ピーチなりのこだわりを持っていろいろなことをやっていきたい。(他社との)差別化についてこだわっていきたい」とMMの独自性を強調した。
先日発表されたエアアジア・ジャパン(JW)の後継である「バニラ・エア」について、MMは全日空(NH)の100%子会社であるバニラ・エアとは違い、NHの持分法適用会社であることから、「意思決定はピーチ独自でできる。我々は我々の道を行くのは今後とも変わりない」と語った。バニラ・エアとの差別化については、「(バニラ・エアは)中長距離でリゾート路線だと聞いているので、ショートホールの弊社とは違う」との考えだ。
また、井上氏は今回のイベントについて「東京を代表する町で、多くの観光客も訪れている」ことから丸の内を会場に選んだと説明。「ピーチの元気が関西圏を活性化させた、旅行に関わるイノベーションをもたらした、といっていただいている」とし、「新しいイノベーションをぜひ首都圏でも起こしたい」と成田線に対する意気込みを述べた。
MMによると、成田/関空線初便の予約は現在7割程度埋まっており、初便以降についても当初予想を上回る勢いで予約があるという。なお、成田発着の新路線の就航については「常に柔軟に、状況によって対応していく」と答えるに留めた。