JTB西日本のスポーツツーリズム(1) 大会エントリーサイトの登録会員10万人を突破

 JTB西日本(髙橋広行社長)が手掛けるスポーツイベントの総合サイト「JTBスポーツステーション(JSS)」の登録会員が6月28日に10万人を突破した。イベント参加の窓口としての地位を確立、運営開始から3年強での達成。同社が取り組むスポーツツーリズム事業の成果が形として示されたといえ、旅行者にとってスポーツツーリズムをより身近なものとしている。

 JSSは2010年4月、同社が推進する交流文化事業の一環でスポーツイベントを生かした地域貢献事業を本格化させたのと同時にスタート。同社営業部スポーツ・MICEセンター内の専属チームが、各地で開かれるスポーツイベントのエントリーサイトとして運営している。ユーザーにサイトへ会員登録してもらい、各大会への参加エントリーを受け付けるという仕組みで、直近1年間のページビューは約650万を得た。

 同社ではスポーツツーリズムを通した地域活性化への取り組みとして、各地のリレーマラソンやサイクリングをはじめとするスポーツ大会の運営・企画、集客を支援。地方自治体やスポーツ団体、観光団体と連携し、地域に交流人口の拡大と利益向上に一定の成果を生んでいる。

 滋賀県での同社大津支店と自治体や関係団体による「比叡山ヒルクライム大会」や「びわ湖一周ロングライド」、京都府とタッグを組んだ「TANTANロングライド」が好例だ。


情報提供:トラベルニュース社