1年以内の訪日、台湾、香港は7割以上、中国は6割以下-トラベルズー調査
トラベルズー・ジャパンはこのほど、中国本土、香港、台湾のトラベルズー登録読者を対象に、旅行に関する意識、動向調査を実施した。
調査によると、日本への旅行について、1年以内に渡日予定がある人は台湾が81%と最も多く、次いで香港が72%、中国が57%となり、いずれも半数を超える結果になった。また、家族旅行での理想の旅行先を聞いたところ、香港と台湾では日本が1位にランクイン。しかし、中国は第8位となり、1位はオーストラリア、2位はニュージーランドとなった。1人旅の理想の旅行先についての質問でも、香港と台湾では1位を日本に選んだが、中国では3位だった。
日本へ旅行をする目的については、中国では「日本の文化を体験するため」が72%、香港では「日本食が大好きなため」が65%、台湾では「日本が好きなため」が81%と、それぞれ1位になった。3位までを見ると、中国の2位と台湾の3位に「日本食が大好きなため」がランクインしており、3地域で共通して日本食が人気だということがわかった。
日本国内の旅行先としては、3地域とも北海道が70%を超える結果で第1位となった。また、世界遺産に登録された富士山については「時間があれば行く」との回答が3地域とも50%以上を占め、第1位となった。世界遺産に登録されたため行く予定との回答は、いずれも15%以下に留まった。
また、レジャーでの旅行の目的を訪ねた質問では、中国では「異文化体験」が83%と最も多かった。一方、香港は93%、台湾では92%が目的として「リラックスするため」を選択した。
このほか、レジャーでの旅行をプレゼントするかどうかを訊いたところ、中国では74%がプレゼントに旅行を贈るとしており、香港の31%、台湾の42%と比べ割合が高かった。プレゼントする相手は、中国では両親が87%と最も多かった。香港は第1位が両親と配偶者でそれぞれ61%、台湾は配偶者で67%となった。
なお、同調査は8月上旬に実施。対象は旅行が好きな中国、香港、台湾在住のトラベルズー会員で、有効回答数は2405名であった。