「笑顔」で地域活性化 駒ヶ根で全国サミット/長野

 「笑顔」をテーマに地域活性化について考える第3回全国地域再生サミットが7月6-7日の2日間、長野県駒ヶ根市で開かれた。全国各地でまちづくりに取り組む約200人が参加した。

 NPO法人全国元気まちづくり機構(野尻博理事長)の主催。これまでに富山県の旧山田村、岐阜県高山市で開催してきた。駒ヶ根観光協会の宇佐美宗夫副会長が同機構で副理事長を務めることから、駒ヶ根市での開催となった。

 6日は、喜田寛総合研究所の喜田寛氏が「咲顔はあなたの心の表現」と題した基調講演のほか、内閣官房地域活性化統合事務局参事官補佐の安達雅志さんと河本健次さん、駒ヶ根元気UPの会の佐々木祥二代表、野尻理事長らが「日本の元気は地域の発展から」をテーマにしたパネル討論会を行った。

 7日は、中央アルプス駒ケ岳ロープウェイと千畳敷、駒ヶ根高原散策と周辺観光、駒ヶ根高原ノルディックウォーキングの3コースでエクスカーションを実施。このうち千畳敷カールでは、標高の高いところに咲く桜「タカネザクラ」が紹介された。6月末-7月初旬に開花し、日本で一番遅く咲く桜と言わている。

 また、駒ヶ根高原広場を会場に「笑顔・元気・ふれあいフェスタ」を開催。大道芸やチェーンソーアートなどのパフォーマンス、テント市などを行い賑わった。

 サミットは次回、広島県江田島市で開かれる。


情報提供:トラベルニュース社