エア・カナダ、旅行会社を表彰-5部門設定、ベストパフォーマンス賞にJTB
エア・カナダ(AC)は8月7日、「サマーナイト2013」を開催し2012年度にACへの貢献度が高かった旅行会社に贈る「アワード・オブ・エクセレンス」の第2回授賞式を開催した。登壇したAC日本地区旅客営業・マーケティング本部長のワイス貴代氏は、ACは近年国際線の発展に力を入れているとアピール。カナダだけでなく、中南米、カリブ、北米で、日本発、現地発の双方向でビジネスを展開していきたいとし、参加した旅行会社に対し「(送客に)ご協力をいただき、ACの路線拡大に貢献いただきたい」と呼びかけた。
また、カナダ観光局(CTC)日本地区代表のモリーン・ライリー氏は、2013年1月から5月の日本人訪問者数は前年比4%増となっていると説明。「カナダの夏のオーロラや紅葉などのシーズンが今後始まる。新しいプロダクトの販売がはじまるので、もっと(渡航者数が)増えるのでは」と期待を示した。
アワード・オブ・エクセレンスでは、昨年の「ベストグロウス賞」のコーポレート部門、レジャー部門に加え、「ベストパイオニア賞」「ベストプロモーション賞」「ベストパフォーマンス賞」の3部門を新設。ベストグロウス賞のコーポレート部門は日本旅行・アメリカン エキスプレス、レジャー部門は昨年に続きクラブツーリズムが受賞した。
ベストパイオニア賞は「憧れのカリブ海クルーズと神秘のメキシコ二大遺跡」を造成したニッコウトラベルが受賞した。これはオーランドから入り、メキシコシティから帰国するカリブ海クルーズツアーで、ACを利用したパッケージツアーとして新しいデスティネーションの開拓にもなったことが評価されたという。
ベストプロモーション賞はフェロートラベルが受賞。下期全体で成田/カルガリー線を活用したカナディアン・ロッキーのスキー商品を積極的に展開し、日本全国のセミナーやイベントでもACの露出を実施。カナダスキーにかける情熱と、下期販促の貢献度が高かったことが評価された。
また、ベストパフォーマンス賞にはジェイティービー(JTB)グループが選ばれた。同賞は総売上高、前年対比の売上高伸び率、前年度の売上に対する下期売上額の全体を占める割合、カナダ路線を持つ航空会社の中でのACの販売実績、ビジネスクラスの販売実績の5項目についてそれぞれ点数をつけ、総合点の高かった旅行会社を表彰するもの。JTB首都圏、JTBワールドバケーションズ、JTBメディアリテーリング、TPI、JTBコーポレートセールス各社の実績が評価の対象になったという。