全旅クーポン、12年度は過去最高の取扱実績

 全旅(池田孝昭社長)が取り扱う「全旅クーポン」の平成24年度(2012年度)実績が過去最高を記録した。金額ベースでは11年度比114.4%だった。

 11年度は東日本大震災の影響を受けたが、堅調な旅行需要に支えられ盛り返した。震災前の10年度比でも111.4%と増加した。

 受入会員のうち観光施設では、東京ディズニーリゾート(TDR)が過去最高のクーポン取扱金額を記録。TDRは12年度、総入園者数も2750万人で史上最多だった。2位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、3位はなんばグランド花月(NGK)。5月の開業と同時にクーポン取扱を始めた東京スカイツリーは、第1展望台の入場だけで5位にランクインした。

 また、受入会員では海外ホールセラー、ランドオペレータ利用時にも全旅クーポンでの精算ができるよう利用促進を行い、13年3月末現在約25社が加盟した。国際観光旅館連盟(現・日本旅館協会)の「OpenWeb」にも12年6月から参画している。

 送客会員では協同組合大阪府旅行業協会(OATA)が2年連続で1位になった(以上、トラベルニュースat7月25日号夏の合併号17面の表を参照)。

 同社では、日本旅行αLineの取扱実績が全体の約1割を占めていることから、現在さらなる契約数拡大を目標に周知を行っている。


情報提供:トラベルニュース社