JTB、ブラジルに合弁会社、18年に1000億円超めざす
ジェイティービー(JTB)は、ブラジルに現地企業との合弁会社「Alatur JTB Viagens e Turismo S.A(Alatur JTB)」を立ち上げる。ブラジルの旅行大手であるWALHALATUR VIAGENS E TURISMO S.A(Alatur)が新会社として設立し、JTBがアメリカ地区統括会社であるJTBアメリカスを通じて経営に参画。ブラジルとその他南米地域での事業拡大に取り組む。
Alatur JTBはAlaturが主要な事業部門を移管して設立するもので、ブラジルや南米の企業を対象にしたBTMやMICE、レジャーに取り組むほか、旅行周辺ビジネスでの事業領域拡大もめざす。また、新会社内には新たに日系企業向けの部門も設けて営業する計画で、将来的にはブラジルや南米に進出しているアジア企業もターゲットとする。
新会社の所在地はサンパウロで資本金は4830万レアル(約19億5000万円)。JTBアメリカスが47%、Alaturが53%を出資し、10月末に会社を設立した後、11月1日に営業を開始する予定。従業員数は1200名規模。売上目標として、2014年に約15億8500万レアル(約713億円)、2018年に24億2800万レアル(約1092億円)を掲げた。