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ブラジル、7月31日より国内の空港にてストライキ開始

  • 2013年8月2日

 ブラジル空港インフラ業務公社(Infraero)の従業員は、現地時間 2013年7月31日、国内各地の空港63ヵ所でストライキに突入いたしました。

 これにより、サンパウロの「コンゴーニャス空港」やリオデジャネイロの「ガレオン空港」など利用者が多い各空港に影響が生じております。

 今回のストライキを主導している国内空港労働者組合のサムエル・サントス会長は「Infraeroから新たな労働条件の提案がない限りストライキを続ける」と述べていると、同日付の地元紙では報じています。

 労働組合に所属する13,000人の空港従業員のうち、少なくとも70%がストライキに参加したとみられています。サンパウロの「コンゴーニャス空港」やリオデジャネイロの「ガレオン空港」などがストライキの影響を受けている一方、民営化された「グアルーリョス国際空港」やサンパウロ州カンピーナスの「ビラコッポス空港」、また首都ブラジリアの「ブラジリア空港」では、特にストライキの影響は無いと報じられております。

★ サンパウロ「コンゴーニャス空港」の状況
 国内便の主要空港として知られるサンパウロの「コンゴーニャス空港」では、現地時間 7月31日の午前07:00まで通常業務が行われておりましたが、午前08:00頃ごろに空港内のエスカレーターが停止し、従業員らがエスカレーター上で口笛を吹きながら抗議デモを開始いたしました。

 さらに空港内の各エリアでポスターが張り出され、ストライキの開始が宣言されましたが、ストライキに参加している従業員は一部であるため、ストライキに参加しない残りの従業員が緊急勤務シフトを組み乗客の迷惑にならないよう、空港の必要業務を円滑に進めている状況です。

 なお、コンゴーニャス空港では同日午前09:00時点で目立った混乱や長蛇の列などは確認されませんでしたが、今後影響が出る可能性もございます。

 これからブラジルに渡航される方は、最新情報に十分ご注意ください。


情報提供:株式会社ラティーノ日本海外ツアーオペレーター協会