富山湾を海上散歩 新湊大橋の歩行者道が人気
日本海側で最大級の斜張橋、富山県射水市の新湊大橋に6月13日オープンした全天候型自転車歩行者道「あいの風プロムナード」が観光スポットとして人気を集めている。県外からバスツアーで立ち寄る例も少なくないという。
新湊大橋は昨年9月、車道部分が開通した。富山新港に架る斜張橋で、全長3600メートル、主橋梁部600メートル、主塔の高さ127メートルと日本海側では最大級だ。海面から橋げたまでの高さは47メートルあり、今年6月には車道の下層に自転車と歩行者だけが通行できる専用道が設けられた。
専用道へはエレベーターで上がり、約480メートルの空中散歩が楽しめる。歩くと7分ぐらいで渡れる。専用道からは富山湾や立山連峰の眺望が楽しめるほか、眼下の海王丸パークに係船されている帆船・海王丸の優美な姿を見ることができる。通行は無料。夜間20時から翌朝6時までは閉鎖される。
富山県大阪事務所の水野宣夫さんは「たいへん眺めがよく開放感のある散歩コースです。バスツアーでは、お客様が歩いている間にバスを対岸へ回送する形でお立ち寄りいただいています。富山の新名物として我々もアピールしていきたい」と話している。
情報提供:トラベルニュース社