キャセイ、新ファーストクラス発表-B777-300ERに導入
キャセイパシフィック航空(CX)はこのほど、新しいファーストクラスを発表した。中期改造計画の一環として実施したもので、すでにボーイングB777-300ER型機1機に導入しており、7月26日から同機材の運航を開始。今後順次導入し、2014年第3四半期にはすべてのB777-300ER型機への搭載が終了する見込みだ。
新しいファーストクラスシートには天然皮革を使用。各座席には、座席のリクライニングや腰のサポート部分の調節、ライトの消点灯などができる4.3インチのLCDタッチスクリーンコントローラーを設置。明るさを5段階に調節できる読書灯も用意した。そのほか、ボーズ社のノイズキャンセリングヘッドフォンやiPhone、iPodコネクタ、USBポートなどを含むマルチ・ポートコネクタも装備した。
また、スペースに余裕をもたせたクローゼットも設置。サイドコンソールの上部にドリンクホルダーを設け、コンソール内には携帯電話やメガネなどの小物が収納可能なスペースも用意した。
このほか、寝具のデザインを一新し、羽毛布団、枕、クッション、ベッドマットレスに高密度コットン生地を使ったほか、寝心地をよくするためマットレスの厚みも増した。さらに、男性客にはエルメネジルドゼニアの黒いポーチに入ったアメニティーキットを、女性客にはイソップ製スキンケアと化粧品を入れたトラサルディのアメニティバックをプレゼントする。