全日空、上半期の国際線旅客は6.5%減、北米・ホノルルは好調

  • 2013年7月28日

 全日空(NH)の2013年上半期(2013年1月1日~6月30日)の利用実績で、国際線旅客数は前年比6.5%減の294万3189人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は9.0%増と拡大したが、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は4.0%増に留まり、利用率は3.5ポイント減の72.3%となった。


 方面別で見ると、旅客数は北米/ホノルルで13.4%増と大きく増加。欧州も0.5%増となったが、アジアは12.3%減となった。利用率も北米/ホノルルが76.6%で最も高く、次いで欧州が72.0%、アジアが68.5%であった。ただし、利用率が3方面とも前年を割り込む中で、欧州のみ0.6ポイント減とほぼ前年並みの水準に留まった。

 6月単月では、旅客数が6.4%減の50万1710人、ASKが11.6%増、RPKが6.8%増となり、利用率は3.3ポイント減の74.8%。方面別では、旅客数が北米/ホノルルで21.2%増、欧州で1.3%増、アジアで14.5%減。利用率は、北米/ホノルルが6.6ポイント減となったものの80.6%となり、欧州は3.8ポイント増の78.4%、アジアは5.6ポイント減の67.6%となった。