全旅連、佐藤会長を再選 課題に全力で対応
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長=日本の宿古窯)はこのほど、山梨県石和温泉の銘石の宿かげつで通常総会と理事会を開いた。役員改選で佐藤会長を再選した。
佐藤会長は旅館ホテルの耐震問題と外税表示問題について言及。耐震問題は「国と地方自治体には金銭的な支援をお願いすると同時に、組合員の皆さんには自施設の耐震化といざというときの被災者の受け入れをお願いしたい」と語り、各地域で旅館ホテルが防災拠点とし指定が受けられるよう働きかけてほしいと要望した。
外税表示問題については「税金をお客様からいただかなければ、われわれ旅館ホテルは大きな赤字を出すことになる」と述べ、2017年3月末までの期間限定で認められた外税表示を業界内で徹底するとした。
理事会ではNHK受信料問題と大手ホテルチェーン問題について協議。大手チェーンは全国に40万室以上あるが組合に加盟せずNHKと受信料契約をしていないことを問題視し、組合に入り受信料を支払うよう交渉していく方針を固めた。
情報提供:トラベルニュース社