JTB西、西大寺の市川海老蔵公演を販売、奈良古典芸能フェス
JTB西日本はこのほど、「西大寺 市川海老蔵奉納舞踊特別公演」の販売を開始した。JTB西日本奈良支店は、グループ全体の「交流文化事業」の具体策として、地域活性化事業「奈良古典芸能フェスティバル」を開催しており、今年で2回目。特別公演は同フェスティバルのメインイベントとなる。
奈良県・西大寺と市川家は、西大寺の愛染明王坐像が出開帳した際に拝観した二代目市川団十郎(当時は市川海老蔵)が、愛染明王を模した隈取で後に歌舞伎十八番となる「矢の根」を演じたところ大当たりしたという逸話があるという。
公演は10月31日と11月1日の2回で、17時30分開場、18時30分開演、20時30分終演。入場料は愛染堂の拝観料を含めて1万800円から1万4800円。問い合わせはJTBグループの各店と提携販売店で受け付ける。
なお、奈良古典芸能フェスティバルでは、鑑真和上没後1250年御遠忌記念としてパネルディスカッションをおこなうほか、8世紀頃にはアジアから奈良へ多くの僧侶が移り、生涯を日本で過ごしていたことなどから、国際交流イベントも実施。さらに、薬師寺金堂、東大寺、元興寺の国宝禅室での僧侶の法話と本尊の夜間参拝の機会も設けている。