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ANAセ、下期ハローツアーは欧米強化、フィリピン新コースも

  • 2013年7月22日

 ANAセールスはこのほど、ANAハローツアーの下期商品の一部について販売を開始した。欧州方面でのプレミアムエコノミークラス利用商品の新設や、増便した全日空(NH)の成田/シカゴ線の活用、ハワイ現地ツアーデスクでの無料飲み物サービスなど、欧米方面でツアーの質と量の拡充に取り組んだほか、新デスティネーションとして、NHの成田/マニラ線を利用したボラカイ島の商品も新たに企画した。

 欧州では、ベネチアのカーニバルやクロアチアのトリュフ収穫見学、トリノのチョコレートフェスティバルなど、季節が限られたイベントなどに焦点を当てたコースを前年よりも50%増加。また、個人で行きにくいフランスの世界遺産「カルカソンヌ」を訪れるコースやスロベニアやクロアチアの周遊コースなど、9コースを新設。ロンドン、プラハ、ウィーンでは、現地在住ガイドが地元の人気スポットや生活を感じられる市場などを案内する街歩きコースも設けた。

 ハワイでは、ホノルル5日間から7日間のコースに「エッグスンシングス」のオリジナルメニューを付けたほか、追加代金なしのオリジナル観光プラン「ANA's バケーションゴーゴー」でオアフ島の歴史や文化を体験し、ダウンタウンを散策する新ルートを用意。また、ハローツアーデスク3ヶ所で無料の飲み物を提供する。このほか、ハワイ、マウイ、カウアイの各島のコースでレンタカープランを新規設定した。

 米大陸では、NHの成田/シカゴ線やユナイテッド航空(UA)の関空/サンフランシスコ線を利用したツアーを拡充し、ハネムーナーや熟年層向けのコースも新たに設けた。例えば、シカゴ線を利用してオーランドのウォルト・ディズニー・ワールドを訪れるコースでは、前年よりも旅行代金を平均15%値下げして家族客にアピールする。

 さらに、アジア・中国方面では、タイのクラビで5コースを新規企画したほか、ボラカイ島にも3コースを設定。ニャチャンとボラカイ島、バリについてはビジネスクラス追加代金を5万円から8万円とし、香港、マカオ、台湾、ソウルについては4名以上の申し込みにグループ割引を適用。さらに中国では、「一人旅応援企画」を開始する。

 なお、下期商品のうち「ハワイ」と「アジアリゾート」、「アメリカ・南米」、感動の旅「ヨーロッパ・モロッコ・ケニア・南アフリカ」は7月11日までに販売を始めた。その他は8月1日の開始を予定している。