主要58社、5月の海外旅行は6.1%減、4ヶ月連続-国内は堅調
観光庁が取りまとめた2013年5月の主要旅行会社58社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比6.1%減の1726億3211万円となり、4ヶ月連続で前年を下回った。募集型企画旅行について見ると取扱人数が18.9%減の26万9840人と2割近く減少する一方、取扱額は6.7%減の547億5323万円となっており、単価の低い中国や韓国への旅行者減が引き続き響いていると読み取れる。
企業別で最も海外旅行の取扱額が多かったのはジェイティービー(JTB)グループ14社で、5.8%減の362億7825万円。次いで阪急交通社が17.9%減と大きく減少したが239億2573万円で2位となり、3位にはエイチ・アイ・エス(HIS)が2.4%増の234億9812万円で入った。
前年比の増減率を見ると、プラス成長したのはJTBグループの5社を含めて13社のみ。取扱額が100億円を超える企業では、日本旅行が10.6%増と最も高い伸び率を示した。
なお、海外旅行以外では外国人旅行が49.7%増の84億3748万円と引き続き好調に推移したほか、国内旅行も5.3%増の3409億6187万円と堅調に伸び、総計は1.7%増の5220億3147万円となった。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2013年5月分