日系LCC利用者、半年で7ポイント増-フォートラベル調査
フォートラベルがこのほど実施した「格安航空会社(LCC)の利用」に関するアンケート調査で、日系LCCのエアアジア・ジャパン(JW)、ジェットスター・ジャパン(GK)、ピーチ・アビエーション(MM)3社のいずれかを利用したことがある回答者は、昨年11月の前回調査から6ヶ月で6.9ポイント増の19.4%となった。フォートラベルは、LCCの認知度の上昇や就航地の増加によるものと見ている。
利用したことのあるLCC3社の中で利用者数が最も多かったのはGKで、前回調査時と同じく60.1%。次いでJWが8.9ポイント増の41.0%、MMが7.8ポイント増の35.8%となった。JWは利用者の伸び率が最も高い結果であった。
実際に利用した際の満足度は、各社とも8割を超える利用者が「期待通り」または「期待以上」と回答した。「期待以上」の率が最も高かったのはMMで、「欠航率が低く、運航精度が高い」「機内食に工夫が凝らされていた」などのコメントが寄せられた。
一方GKは、「期待未満」と回答した人が3社で最も低い10.0%となり、「グランドホステスやキャビンアテンダントの対応が丁寧だった」「ほぼ定刻どおりの運航だった」などのコメントが寄せられた。またJWは、「期待以上」と回答した人が5.1ポイント増となり、「客室乗務員が明るく、親しみが持てた」「キャンペーン価格で安く利用できた」といったコメントがあったという。
なお、前回調査時には「LCCが何かわからない」という理由で回答不可という人が見られたが、今回はそういった声が上がらなかった。これに関してフォートラベルは、LCCという言葉が消費者に浸透しているためだと分析している。