成田、夏の出入国者数0.2%増-中韓アウト減少も訪日好調

  • 2013年7月11日

 成田国際空港(NAA)によると、2013年夏季(2013年7月12日~9月1日)の出入国者数は、前年比0.2%増の391万1900人と前年並みになる予想だ。出国者数は0.7%減の199万9500人、入国者数は1.1%増の191万2400人となる見込み。NAAによると、前年割れが続く中国、韓国への海外旅行者が減少する一方、円高効果などにより訪日外国人が増加した。

 海外旅行について方面別で見ると、欧州とハワイなどのリゾート地の人気が高く、ロング方面が好調。欧州はイタリアやロンドン、パリが人気だ。リゾートはハワイに加えグアムも調子がよいという。また、アジア地域ではタイやシンガポール、台湾が比較的順調だとした。

 出国のピークは第1ピークが8月10日で、第2ピークは8月17日。入国は第1ピークが8月17、18日、第2ピークが8月16日となっった。

 出国者数をターミナル別でみると、第1ターミナルは2.2%減の122万1900人、第2ターミナルは1.7%増の77万7600人の予想。第2ターミナルのシェアが0.9ポイント上昇している。