夏はお得に新幹線 JR西日本・九州が「スーパー早得」
JR西日本とJR九州は今夏、山陽・九州新幹線に「スーパー早特きっぷ」を設定する。7月20日-9月30日までの乗車分で新大阪・新神戸駅と熊本・鹿児島中央駅の区間で通常料金より3割以上安く乗車できる。
山陽・九州新幹線の直通運転開始から3年目を迎え、初めて売り出す。リピーター客の確保を目的とし、競合する航空会社の既存路線拡大や格安航空会社(LCC)の増便などに対応、価格面で競争力を持たせた。
販売受け付けは、インターネットでのみ行う。JR西日本の「e5489」、JR九州の「JR九州インターネット列車予約サービス」で乗車日の1カ月前から14日前まで期間限定で販売する。サイト内でクレジットカード決済後に乗車券を駅窓口などで受け取る。現金での購入や駅の窓口販売はしない。また列車ごとの席数限定で、乗車変更ができないなどの制約が付く。
主な設定区間と料金は、新大阪・新神戸-熊本間で片道1万2500円、新大阪・新神戸-鹿児島中央間で片道1万4千円。「みずほ」「のぞみ」の通常期の指定席料金より、前者で5820円、後者で7600円安い。
また今春から発売している新大阪・新神戸-小倉・博多間を片道1万円(通常価格より4890円安)で利用できる「スーパー早特きっぷ」は、1日あたり1千枚、延べ7万人の利用があった。
6月13日に大阪市内で開かれた発表会では熊本県のくまモン、鹿児島県のぐりぶーもPR。JR西日本によると、今回の割引切符は、好評であれば期間を延長する予定もあるという。
情報提供:トラベルニュース社