ルックJTB、下期はハワイ・欧州など注力、150万人必達へ
JTBワールドバケーションズは7月11日から、ルックJTBの下期商品の販売を順次開始する。上期の取扱人数が中国や韓国の苦戦で前年比5%減の67万8000人となる見込みである中、好調に推移しているハワイや欧州などの中長距離方面にさらに注力し、年間目標の150万人の達成をめざす。
下期の方面別取扱人数の目標を見ると、中国の100%増、アジアの25%増、アメリカの17%増が目立つが、いずれも上期で前年割れしており、通期の当初目標は変更ないか下方修正している。これに対してハワイの下期目標は17%増で、欧州も3%増。通期目標も、上期商品発表時点と比較してハワイで8%増、欧州で4%増と引き上げている。
これら2方面では下期、目標達成に向けて積極的に施策をおこなう。ハワイでは11月と12月にキャンペーンを展開し、1人あたり150米ドル相当のクーポンを提供するほか、'OLI 'OLIスニーカーと'OLI 'OLIウォーカーに限定の新ルートを設定。また、オリジナルの「るるぶ特別編集号 ハワイ」のプレゼントなども用意した。
一方、欧州では、コース数を約1割増やすほか、少人数での催行ツアーを増やして催行率の向上をはかる。また、価格訴求型の個人プランも設け、パリやイタリアの都市などについて都市滞在型のツアーを拡充する。
ハワイと欧州以外でも、ルックJTBの最上級商品として位置づける「心ゆく旅」と「くつろぎの旅」も強化。心ゆく旅では「世界の夕景・夜景」をテーマとし、例えばエアーズロックの星空にシドニーとメルボルンの夜景を組み合わせたプランなどを用意。また、くつろぎの旅では専任ガイドと高級ロッジ、ビジネスクラスなどを組み合わせたケニアツアーも設定している。
このほか、シンガポールでマリーナベイサンズホテルへの専用デスクの設置、ベトナム・ハノイやオーストラリアー・シドニーでの観光型専用バスの新ルート運行などもおこなう。さらに、グアムでの海外ウェディングを下見できるウェディングフェアの開催や、オーロラ鑑賞ツアーの早期販売と新コース設定なども実施する。