夏の海外ツアー、問い合わせ12%減-エイビーロード
エイビーロード・リサーチ・センターによると、夏休み期間の海外ツアーへの問い合わせ件数は、前年比12%減で推移している。これは、7月13日から9月30日までのいずれかの日が旅行期間に含まれるツアーについて、1月1日から6月17日までにおこなわれた問い合わせの件数を集計したもの。問い合わせ件数には、エイビーロード利用者がメールで旅行会社に問い合わせをした件数と、旅行会社ウェブサイトの商品ページへの遷移数を含めている。
問い合わせ件数を出発地別で見ると、成田・羽田発は11%減、関空・伊丹発が18%減、中部発が24%減。また、ツアーの日程別では、平均日数が0.2日増え6.0日に。シェアを見ると、1位と2位は昨年と変わらず1位が6日間で昨年の20.4%から21.9%に増加し、2位は5日間で19.8%から21.7%となった。3位は、昨年は4日間の16.7%であったが今年は8日間が15.4%で入っており、全体的に長期間のツアーの割合が高まっている。
この背景としては、ソウルの需要が減り、近場アジア圏と中長距離の方面に分散したことが考えられるという。方面別の人気渡航先は、1位が3年連続でオアフ島となったものの、11年、12年と2位であったソウルは5位に。2位には台北が入り、パリ、グアム、バンコクなどが続いた。詳細は下表の通り。