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アメリカン航空、パイロットにiPad、環境負荷軽減も

  • 2013年7月2日

 アメリカン航空(AA)はこのほど、「エレクトロニック・フライト・バッグ(EFB)」を導入した。これは、パイロットがコックピット持ち込み用バッグに入れる参考資料やマニュアルをiPadで置き換えるもの。飛行中の全行程でコックピット内でタブレット端末をフル活用するのは、大手民間航空会社としてはAAが初めてという。

 EFBは環境負荷とコスト削減に貢献するといい、最低でも年間40万ガロン、120万米ドル分の燃料が不要となるほか、導入したiPad8000台も1台あたり3000ページ以上の紙を削減できるという。

 なお、AAでは今年の4月にボーイングB757型機、B767型機での試験を完了。現在保有する全機種で米連邦航空局(FAA)の許可を取得。また、7月10日以降、アメリカン・イーグル(MQ)でもiPadの使用を選択できるようになるという。