米伯4路線、AA/USとDLに配分へ-米国運輸省
米国運輸省(DOT)は2013年と2014年に週14便ずつ増えるブラジルへの運航権について、アメリカン航空(AA)、デルタ航空(DL)、USエアウェイズ(US)の3社に配分することを暫定的に決定した。3社とも米国各地からのサンパウロ線の新設、増便、維持を求めていた。
確定すると、AAは米系航空会社としては初のロサンゼルス線をデイリーで開設するほか、DLはアトランタ線を1日2便に増便。また、DLのデトロイト線、USのシャーロット線は従来のデイリー運航をそれぞれ維持する。
今回の暫定認可は、11年の米国とブラジルの航空当局間協議で決定した発着枠について、各社からの申請を受けた中から決定したもの。AAは13年11月にロサンゼルス線、14年11月にシカゴ線の就航を申請したが、前者のみ認められた。
一方、DLは13年12月にアトランタ線とニューヨーク線のダブルデイリー化に加え、デトロイト線の維持のための運航権を申請。また、USはユナイテッド航空(UA)から発着枠を借りて運航しているシャーロット線について、自社枠での運航への切り替えを訴えたほか、14年10月からのフィラデルフィア線就航を申請していた。
なお、米国とブラジルの間では、2015年10月にオープンスカイに移行することが合意されている。