楽天トラベルは6月17日、釜山観光公社（BTO）と共同業務推進協約を締結した。これは、FIT日本人観光客の釜山地域への誘致を通した釜山地域の観光促進を目的としたもの。楽天トラベルとBTOは相互に協力し、FIT向けの良質な旅行商品の企画販売をおこなうことで、日本人観光客の訪問増をはかる。期間は6月17日から2014年6月16日までとした。

　BTOは楽天トラベルが旅行商品企画に必要なコンテンツを提供し、日本語ウェブサイトを通じた共同広報マーケティング活動を展開。また、楽天トラベルは自社会員や楽天グループの媒体を積極的に活用し、釜山旅行商品の販売促進に努めるとしている。

　具体的には共同キャンペーンを相互に展開していく。第1弾として、夏の旅行需要の掘り起こしをはかり、6月から8月に楽天トラベルサイト上に「今年の夏は、釜山！」と題した特集ページを開設するほか、10月から12月には釜山エリアの全宿泊施設を対象に、日本人宿泊客全員に楽天スーパーポイントを付与する「ポイント山分けキャンペーン」特集を実施する計画だ。

　なお、楽天トラベルは2004年1月にソウルに、2011年7月には釜山に支店を設立している。2013年1月には、韓国観光公社と韓国各地での日本人観光客の集客増加を目的にした協約を再度締結。韓国市場をグローバル展開で最も重要な地域のひとつと位置づけ、今後も強化していく考えだ。