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移動例会や研修で活性化図る 滋賀県旅館組合・総会

 滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合(佐藤良治理事長=びわ湖花街道、160会員)は5月23日、大津市のロイヤルオークホテルで通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選では佐藤理事長を再選した。

 佐藤理事長は「家業、企業の経営者は1人で悩んでしまいがちだが、宿を経営する仲間として悩みを打ち明け、解決できる旅館組合にしたい。組合に入っているメリットを感じていただける組合運営を進めたい」とあいさつ。

 今年度事業については組合活性化として9月、12月、2014年2月に移動例会、7月、10月、14年1月に研修会を開催するほか、全旅連の諸事業に積極的に参画し業界発展に寄与する事業を行う。また、経営相談や融資相談や会員増強委員会を設置し、会員を増やす取り組みを実施することを決めた。

 今回の総会では副理事長枠を「3人」から「3人ないし4人」に定款を変更し、前川為夫さん(白浜荘)を選出。新任理事に金子博美さん(琵琶湖グランドホテル)▽南義彦さん(ホテルボストンプラザ草津)▽林初広さん(水口センチュリーホテル)▽安達恵美子さん(季と根)▽山本享平さん(紅鮎)、新監事に田井中徹さん(ホテルサンルート彦根)▽中西恭子さん(須賀谷温泉)を選んだ。

 総会後に特別講演としてイージーリンクの組織基盤革新コンサルタントの真田兼光さんが「顧客が求めている価値の本質を探る」を演題に講演した。

 真田さんは(1)顧客からの支持(2)従業員の協働と貢献(3)地域社会からの支持が会社経営の究極の目的であると指摘。「客」をつくるのではなく特定な対象を応援する愛好者である「ファン」をつくることの重要性も訴え「人の幸せを追求する会社」「特化型の会社」など特色を出して利益を出している企業を紹介した。


情報提供:トラベルニュース社