日台観光サミットで宣言、16年までに相互交流400万人へ

  • 2013年6月5日

 日本旅行業協会(JATA)によると、5月31日三重県で「2013日台観光サミットin三重」が開催された。サミットでは三重宣言を採択。2016年までに日本と台湾の相互交流人口400万人の実現をめざす。JATA理事長の中村達朗氏によると、日本人は200万人を目標に設定したという。

 400万人実現のための具体的な施策としては、松山、三重といった日本と台湾共通の地名や鉄道など、両国の共通テーマによる地域間観光交流の推進をはかる。また、スポーツや文化、歴史などによる相互交流の推進もおこなっていく。さらに、JAT旅博などの商談会や旅行博事業などでも連携を強化し、広報活動を展開し、観光交流の発展に努めていくとした。

 6月6日に開催した定例会見で、中村氏は相互交流400万人には両国間の座席の増加が必要とした上で、「ITCチャーターの規制緩和で、今年末から来年にかけて地方のチャーターが増えるのでは」と期待を示した。