JTB西日本は、現地集合・現地解散でウォーキングやハイキングが楽しめる新シリーズ「週末は　にこにこウォーク＆ハイク」を5月13日から売り出した。旅行代金を1人2500円と廉価に統一し、ウォーキングや健康ブームを背景に参加者のすそ野を広げる。

　新シリーズは、メディア販売ブランドの「JTB旅物語」で設定した。同ブランドのウォーキングツアーの人気が高まり、シリーズ化を求め近場で廉価のツアーを欲する意見が少なくなかった。そのため、関西周辺で週末に限定してウォーキング、ハイキングが楽しめるよう企画した。旅行代金を抑え、要望の高かったガイドや添乗員が同行するようにした。アクティブシニア向けにコース概要や歴史の説明が記載されたガイドマップを用意し、地域を学ぶエッセンスも加えた。

　にこにこウォーク＆ハイクは全部で15コース。源氏物語や平家物語に登場するスポットをめぐる嵯峨野ウォークや、新神戸駅裏の布引の滝から北野異人館街へ歩くハイキング、金剛山山麓の2つの名刹を訪ねる河内長野ウォーク、淀川の河川敷を歩くコースなどバラエティに富む。いずれも現地集合・解散で、6月中旬から2014年3月末まで月に平均3つほど設定されている。旅行代金1人2500円に拝観料や入山料、集合場所への移動費などは含まれていない。

　JTB西日本では「ウォーキングツアーの入門編として気軽に参加できるようにしました」とし、本格的なウォーキングツアーへの足がかりと位置づける。期間中に1万5千人の集客を見込んでいる。

情報提供：トラベルニュース社