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全日空、4月の国際線旅客は11%減、アジア低調

  • 2013年6月2日

 全日空(NH)の2013年4月の輸送実績で、国際線旅客数は前年比11.1%減の45万4890人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を6.3%増としたのに対し、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は0.5%減と減少し、利用率は4.5ポイント減の66.5%となった。

 方面別で見るとアジアの苦戦が目立ち、旅客数は北米が5.5%増、欧州が3.4%増となったのに対してアジアは16.4%減。尖閣問題の影響を受けた中国などの需要減少が響いたと見られる。利用率は北米、欧州、アジアのいずれも60%台に留まっている。

 なお、1月からの累計では旅客数が5%減の196万1944人、ASKが8.9%増、RPKが4.3増で、利用率は3.2ポイント減の71.8%となっている。