メキシコ、「ポポカテペトル山」の火山活動活発化に伴う注意喚起(在メキシコ日本大使館発出情報)

  • 2013年5月18日

 在メキシコ日本大使館より在留邦人、及び同地を訪れる旅行者に対し、以下の通り「ポポカテぺトル山の火山活動活発化に伴う注意喚起」が発出されました。

 現地にご滞在、またご旅行をご予定の方は、十分にご注意ください。

 
大使館からのお知らせ: ポポカテぺトル山の火山活動活発化にともなう注意喚起について ※5月16日発出情報

 メキシコ時間5月12日、内務省はメキシコ市近郊プエブラ州にあるポポカテペトル山の火山活動に関し、火山に対する警戒レベルを黄色(Amarillo)フェーズ2からフェーズ3(7段階のうち上から3段階目に該当)に1段階引き上げたと発表しました(注)。

 これは、火山活動が数日前から活発化してきたことによります。

 当局はメキシコ市、メキシコ州、モレロス州、プエブラ州、トラスカラ州の居住者に対し当局の発表に注意を払うよう要請し、半径12キロメートル以内の制限エリアにおける滞在を禁止しています。近郊のプエブラ国際空港では降灰により一時運行が中断されました。

 火山周辺の居住者や観光客の方は火山活動に十分な注意を払い、当分の間、当局の発表に注視してください。

(注) 警戒レベルの段階
警戒レベルは緑・黄・赤の3色に色分けされており、各色の中でさらに2~3段階に区分される。

◎ 緑(Verde) --- 正常(Normalidad)、フェーズ1及び2(2段階)。

〔フェーズ1〕
 正常。
〔フェーズ2〕
 噴気孔及び火山性地震活動が見られる。

◎ 黄(Amarillo) --- 注意(Alerta)、フェーズ1から3(3段階)。

〔フェーズ1〕
 頻繁な火山性地震の発生、噴気孔からの噴煙またはガス及び火口周辺に少量の火山灰の放出。

〔フェーズ2〕
 噴火活動の段階が小規模から中規模。

 近隣地域に少~中程度の降灰。狭い範囲での火砕流及び土石流発生の可能性がある。

〔フェーズ3〕
 噴火活動の段階が中規模から大規模。

 溶岩ドームの拡大、マグマ噴出、噴火活動が活発となり近隣地域への降灰の可能性がある。

◎ 赤(Rojo) --- 警報(Alarma)、フェーズ1及び2(2段階)。
〔フェーズ1〕
 噴火活動の段階が中規模から大規模以上。

 火山性放出物(噴石)が近隣から周辺地域へ到達し、遠方地域まで目に見える降灰の可能性がある。
〔フェーズ2〕
 非常に激しい噴火活動。

 大規模な噴火が発生し、溶岩が広範囲に流れ出し、土砂崩れ等が発生し、多量の火山灰や火山礫が広範囲にわたり振る可能性がある。

以上

◎ 在メキシコ日本国大使館
 Tel: (55) 5211-0028
 Fax: (55) 5207-7030


情報提供:株式会社メキシコ観光日本海外ツアーオペレーター協会