日系LCC実績、ピーチ好調-3社とも間際の伸び強く
ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、エアアジア・ジャパン(JW)がこのほど発表したゴールデンウィーク(2013年4月26日~5月6日)の利用実績のうち、MMは利用率が国内線で91.3%、国際線で84.1%と好調な結果を残した。また、GKも国内線のみの運航で78.8%と堅調であったが、JWは国内線が67.6%、国際線が61.2%と開きが出た。
全体的な傾向として、4月19日発表の予約状況から利用率が大幅に改善しており、間際需要が順調に集まった様子が見られる。国際線では、MMが2670人を取り込んで利用率は11.2ポイント増。JWも752人増で、座席を720席減としたこともあり、10.0ポイント増となった。
また、国内線はさらにこの傾向が強く、MMが18.1ポイント増、GKが21.8ポイント増、JWが9.8ポイント増。3社合計で3万8183名を積み増している。国際線は韓国など近距離アジアの路線のみであることや、運賃戦略などによって間際の予約が増えた可能性がある。
なお、MMとJWの国際線旅客数の合計は2万6808人。日本航空(JL)と全日空(NH)は2社合計で2.5%減の43万6143人で、前年を約1万1000人下回ったが、これを補ってなお約1万5000人分がプラスとなる。