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JAL・ANA、GW実績で国際線2.5%減、間際でアジアが伸び

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2013年ゴールデンウィーク(2013年4月26日~5月6日)の利用実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比2.5%減の43万6143人となった。座席数は0.9%増の57万7090席、利用率は2.6ポイント減の75.6%。4月19日発表の予約状況と比較すると、旅客数が1万240人増、座席数が1644席減、予約率が2ポイント増。

 会社別で見ると、JLは旅客数が前年比1.1%減の24万6479人で、座席数は2.9%増の31万8776席、利用率は3.1ポイント減の77.3%となった。予約状況の発表段階と比較すると、コードシェア座席を1648席絞ったのに対し、旅客数は3136人増となり、利用率は1.4ポイント改善している。


 一方、NHは旅客数が4.2%減の18万9664人で、座席数が1.4%減の25万8314席、利用率が2.1ポイント減の73.4%。予約状況と比較すると、旅客数が7104席増と大きく伸びたのに対し座席数は4席増で、利用率は2.7ポイント増となった。


 方面別では、2社ともに領土問題の影響で中国線が不調であったものの、中国や韓国などアジアでは間際需要を取り込んだ様子が窺える。例えばJLは中国と韓国で予約状況発表時から合計4774人が増えており、NHも中国で2592人増、アジアで3558人増などとなっている。


※文中、2社合計の前年比増減率および各社の予約率の前年比増減は推計値