デルタ航空、第1四半期は「過去10年で最高」

  • 2013年4月25日

 デルタ航空(DL)の2013年第1四半期(2013年1月1日~3月31日)の業績で、営業収益が前年比1%増の85億米ドル、営業利益が42%減の2億2200万米ドルとなり、特別項目を除く純損益は前年の3900万米ドルの赤字から8500万米ドルの黒字となった。特別項目は、将来的な燃油ヘッジの評価替え益2400万米ドルと、施設や機材などの費用1億200万米ドルで、これらを除く純利益は700万米ドル。

 DL最高経営責任者のリチャード・アンダーソン氏は、この結果について「財政面でも運航面でも過去10年間で最高の第1四半期となった」とコメント。ニューヨークにおけるラガーディア空港の拡張とJFK空港のターミナル4の増改築、ヴァージン・アトランティック航空(VS)への投資などにより、今後さらに大幅な利益拡大が見込めるとした。

 方面別の旅客収益を見ると、太平洋線は3.1%増の8億7100万米ドル。最も伸びたのは米国内線で6.1%増の34億200万米ドル、国際線では中南米線も5.5%増の5億5100万米ドルで好調だった。