UA、団体に意欲-グアム、NY、デンバー線の販促強化
ユナイテッド航空(UA)は4月22日、東京都内で旅行会社の団体旅行担当者を対象とする「グループセミナー2013」を開催した。UAは日本からグアム、ニューヨーク、デンバーへの3路線を営業強化重要路線と位置付けており、今回のセミナーもこれら3デスティネーションに関する最新情報を提供することに主眼が置かれた。
UA代理店営業統括部長の佐久光俊氏は「UAは団体に消極的ではないかという誤った印象を持っている業界人もいるようだが、UAは団体旅行に力を入れている。供給力もある。グアムやミクロネシア、米国本土の団体旅行をおこなう際には、まずはUAに問い合わせてほしい」と挨拶し、団体旅行需要の取り込みに強い意欲を見せた。
UAによると、グアム線は2011年10月から朝便と夜便の機材を大型化しており、MICE需要を中心とする団体旅客の取り込みに注力している。現状では1日3便を運航し、毎日850席を供給。また、日本全国9都市から路線を運航しており、各都市から直接グアムへ集まれる利点もあるという。
一方、UAが成田空港から直行便を運航しているニューヨーク・ニューアーク空港は、UAにとってロサンゼルス、シカゴ、ヒューストンと並ぶ4大拠点空港のひとつ。空港ターミナルには専用入国審査場もあり、米国内線へもスムーズに乗り継ぎできる点がメリットとした。
また、デンバーは成田からアジア初の直行便が就航予定で、使用機材のボーイングB787型機のバッテリー改修作業の完了を待ち、6月11日から運航開始となる見込みだ。UAにとっては米国本土で8番目の就航都市となり、米国中西部への旅行の利便性が向上するという。
なお、セミナーにはグアム政府観光局やニューヨーク市観光局、コロラド州の旅行会社「MEMトラベル」も参加し、最新の現地情報を提供した。