ユナイテッド航空、13年に8500万ガロンの燃料節約へ

  • 2013年4月25日

「スプリット・シミター・ウイングレット」を装着した次世代B737型機イメージ ユナイテッド航空(UA)は2013年、8500万ガロンの燃油を節約する目標を掲げた。UAでは2012年に32億7500万ガロンの燃油を消費しており、路線便数、機材などの条件が同一とすれば2.6%を削減することになる。これは82万8750トンの二酸化炭素排出量の抑制や、燃料費2億7500万ドルの節約に相当するという。

 UAは飛行計画の改善、エンジン1基のみによる地上滑走、航空機搭載品の軽量化に加えて、駐機中には補助動力エンジンではなく地上電池を利用するなどの取り組みを進めており、1994年比では燃料効率を32%改善しているという。

 このほか、最新の燃費効率の良い機材への入れ替えも進めており、2012年には最新鋭のボーイングB737ナローボディを150機発注。次世代型B737型機には、現在退役を進めているB737-500型機と比べ、1座席あたりの燃費消費量を最大25%削減できる「スプリット・シミター・ウイングレット」を採用しているという。