楽天トラベル、法人向けに海外航空券予約サービス-2000都市対象に
楽天トラベルは5月8日から、法人向けのBTMサービス「Racco(ラッコ)」で海外航空券予約サービスの取扱を開始する。楽天トラベルが法人向けに海外サービスを提供するのは今回が初めて。
同社によると、現在楽天トラベルを利用する海外渡航者の6割が1名利用であり、ビジネス目的の利用が増加している。こうした海外出張予約の増加や、ラッコ利用企業からのニーズの高さを受け、サービスの提供を決定したという。
海外航空券予約の対象は、日本発着を主とする航空会社50社以上で、約2000都市への航空券の購入が可能だ。サービスを利用することで、企業は海外航空券の代金を楽天トラベルとの間で一括精算できるようになる。
現在ラッコでは法人向けに国内宿泊予約サービスと、国内航空券を提供。国内宿泊施設は約24万軒が対象で、国内航空券は全日空(NH)との業務提携により、NHの法人向けインターネット出張手配システム「ANA@desk」をラッコ契約企業に提供している。
ラッコは現在1万以上の事業所が導入しており、2012年の流通総額は前年比6割増と増加。楽天トラベルによると、今後は法人への更なる展開強化をはかり、海外ホテルの予約や海外ダイナミックパッケージについても導入を予定しているという。