楽天トラベル、台湾観光局と共同業務推進協約締結
楽天トラベルは4月12日、台湾観光局と共同業務推進契約を締結した。日本から台湾への更なる送客拡大をめざす考えで、楽天トラベルの会員組織とウェブサイト、台湾支店の人材を活かし、日本人に対し、台湾への誘客キャンペーンを展開していく。楽天トラベルでは2009年に台湾オフィスを設立しており、2012年は台湾の契約宿泊数を前年比24.5%増と増やした。12年の流通総額でも27.3%増と過去最高を記録しており、今後も台湾への送客を強化していく方針だ。
楽天トラベルと台湾観光局が共同業務推進契約を締結するのは今回が初めて。楽天トラベル代表取締役社長の岡武公士氏は「共同キャンペーンを展開することで、約8000万人の楽天会員を中心に台湾の魅力を伝え、さらに多くのお客様を台湾に送客する」とコメントし、意欲を示した。また、台湾観光局東京事務所所長の江明清氏は、多様なニーズに合わせた旅ができる台湾の魅力を楽天トラベルの顧客層に訴求することが、新たな旅行市場の掘り起こしの原動力になると期待を述べた。
キャンペーンは2013年1月から、楽天トラベルのサイトに設置された台湾観光専用ページですでに開始しており、台北、中部、南部、東部、離島などの現地の最新観光情報を配信中だ。具体的には、「365日台湾大好き♪」という切り口で、観光や食事、地方都市、ホテルなどの現地情報を通じて台湾の魅力を配信するとともに、ニーズに合わせた旅行プランを紹介し、台湾への送客増をはかる。
なお、楽天では同日、台湾で「Rakuten Travel Conference 2013」を実施し、「Rakuten Travel Award」を発表。これは顕著な宿泊実績を収めた施設やお客様アンケートで評価の高かった宿泊施設を表彰するもので、2013年は「THE AMBASSADOR HOTEL TAIPEI」が最優秀賞を受賞した。