旅行業・観光業DX・IT化支援サービス

JATA、チーム・ヨーロッパ専用サイト開設、情報発信強化

 日本旅行業協会(JATA)はこのほど、欧州への需要創造と市場開発をめざす「JATAヨーロッパ観光促進協議会(チーム・ヨーロッパ)」の専用サイトを開設した。チーム・ヨーロッパは昨年12月に設立したもので、欧州の政府観光局やランドオペレーター、航空会社、鉄道会社など関連会社とJATA会員からなり、欧州への旅行商品の企画力向上や会員への情報発信、消費者への露出拡大などに取り組むもの。専用サイトではこうした活動に合わせて情報を発信していく。

 チーム・ヨーロッパは、まず企画力向上策としてオフシーズン対策とデスティネーション開発をめざしており、オフシーズン対策では「祭り」や「列車から観る冬景色」などのテーマで商品を開発し価格依存からの脱却をめざす。

 一方、デスティネーション開発では、クロアチアやモンサンミッシェルに次ぐ新しいトレンドを創りだすねらいで、専用サイトの開設時にはスイスのバーゼルとエストニアのタリンを取り上げている。オフシーズン対策のテーマは現時点で37種類、新デスティネーションは21ヶ国・地域を用意しており、順次更新していく方針。

 また、会員への情報発信では、企画者の視点での現地視察レポートや売れ筋コースの情報などを共有する戦略で、ウェブサイトにもコーナーを設置。また、政府観光局などが写真を提供し、パンフレットや企画書に使用できるようにしたピクチャーライブラリーも設けた。

▽チーム・ヨーロッパ専用サイト
http://www.jata-net.or.jp/team-europe/

▽チーム・ヨーロッパ構成メンバー(2013年4月3日現在)
・ツアーオペレーター
クオニイジャパン、ツムラーレコーポレーション、トラベルコーポレーション・ジャパン、ミキ・ツーリスト、G2トラベル・ジャパン

・航空会社、鉄道会社
オーストリア航空(OS)、スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)、全日空(NH)、トルコ航空(TK)、フィンエアー(AY)、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)、エールフランス航空(AF)/KLMオランダ航空、アリタリア-イタリア航空(AZ)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、レイルヨーロッパ・ジャパン

・政府観光局
スイス政府観光局、スカンジナビア政府観光局、スロヴェニア政府観光局、セルビア政府観光局、チェコ政府観光局、トルコ共和国大使館文化公報参事官室、ハンガリー政府観光局、ベルギー観光局ワロン・ブリュッセル、イタリア政府観光局、英国政府観光庁、スペイン政府観光局、フランス観光開発機構、エストニア観光局(クロアチア政府観光局が参画予定)

・ホテル、関連会社
アコーホテルズ、ジェイアイ傷害火災保険、シック・アウトレット・ショッピング、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険