日本航空（JL）とジャルパック、リクルートホールディングスはこのほど、国内のダイナミックパッケージ「JALじゃらんパック」の販売に向けて業務提携した。航空券をJL、宿泊施設をリクルートが提供してジャルパックが企画・実施、リクルートが販売する形を取り、販売開始は7月22日を予定しており、2年から3年で200億円以上の売上高をめざすという。

　リクルートでは2007年から、じゃらんnet上で「JALダイナミックパッケージ」を取り扱っているところ。これまではJLウェブサイトに遷移して予約が完了していたが、これをじゃらんnet上で簡潔できるようにするという。「JALじゃらんパック」の販売開始と同時かは未定だが、いずれ「JALじゃらんパック」に一本化していく方針だ。

　また、リクルートではダイナミックパッケージを「じゃらんパック」の名称で統一し、認知向上と取扱拡大をはかる考え。2011年4月から展開している「ANAじゃらんツアー」についても名称変更の可能性はあるという。

　JALじゃらんパックのサービスはじゃらんnetのPC版とスマートフォン版サイトで提供し、購入時にはリクルートの「じゃらん×ホットペッパーポイント（5月27日にリクルートポイントに名称変更）」での支払いも受け付けるほか、購入金額の1％をポイントとして付与する。

　なお、JALじゃらんパックの海外への拡大は現在のところ検討していないという。