LCC2社が中部に就航、搭乗率は8割超え-GKは大分線開設も
エアアジア・ジャパン(JW)とジェットスター・ジャパン(GK)は3月31日、中部に就航し、JWは福岡線、GKは福岡線、新千歳線の運航を開始した。JWの初便搭乗率は、中部発は予約時は満席で、当日は89.4%。福岡発は予約時は68%、当日は66.1%だった。一方、GKは各線とも予約時はほぼ満席で推移。中部発の新千歳線が93.8%、福岡線が98.3%。新千歳発が90.5%、福岡発が90%だった。
JW代表取締役社長兼CEOの小田切義憲氏は、「(成田の初便就航から)1年もたたないうちに第2の拠点空港である中部国際空港より就航できた」と喜びのコメント。「何よりも安全を最優先し、いつでも“お値打ち”な運賃と明るくフレンドリーなエアアジア流のサービスを提供し、中部地域にお住まいの皆様に気軽に『ちょっと空まで。』おでかけいただけるよう、努めていく」とした。今後は4月26日に新千歳線、ソウル線の運航も開始する。
また、就航記念キャンペーンとして片道2800円の特別運賃を提供。対象は中部/福岡線と新千歳線で、搭乗期間は福岡線が4月1日から25日までの月曜日から金曜日、5月8日から26日の火曜日から金曜日、新千歳線が5月8日から26日の火曜日から金曜日とした。販売期間は4月7日午後11時59分までで、予約は同社ウェブサイトで受付する。
一方、GKは同日、成田/大分線の運航も開始。同社代表取締役社長の鈴木みゆき氏は「3大都市圏で唯一のLCC空白地帯であった名古屋と、マーケティング活動において多大なるご協力をいただける大分にいち早く就航できることを大変嬉しく思う」とコメントした。中部については「メリハリ消費で有名な名古屋にはLCC文化が根付きやすいと思う」と期待を示した。今後は5月31日から中部/鹿児島線を運航する計画だ。
また、大分線の搭乗率は、成田発が78.3%、大分発が91.6%。鈴木氏は「県庁を始めとする地元の皆様が一緒に観光促進に取り組んでくださる」と感謝の意を示し、今後は大分における成功事例を全国に応用し、低運賃の訴求とともに新規需要の開拓に努めていく考えを語った。