官民協働で観光地再建 観光庁事業に78件選定
2012年度第1次補正予算で公募していた「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」で、78件が選定された。全国の自治体や観光協会などから613件の応募があり、3月15日に行われた観光庁の第3者委員会で決まった。
事業は、旅行会社や地域プランナーなどの目利きと地域が協働して地域の特色ある資源を磨き上げ、モニターツアーを試行した上で持続性のある商品化を促そうというもの。15億7千万円の予算がつき、1件当たり1500万円を上限に情報発信などを国が支援する。
選定に当たり、観光庁では有識者や消費者団体関係者などでつくる第3者委員会を立ち上げていた。ロリータファッションを核にしたツーリズムや草野球のキャンプ、忍者育成ツーリズムなど真新しい切り口の提案が選ばれた。
選定された提案は今後、地域の魅力づくりのためのワークショップや市場調査などを行い、モニターツアーを実施。継続的な地域の魅力の発信につなげていく。
選定事業の一覧は観光庁のホームページで見ることができる。
情報提供:トラベルニュース社