現地レポート:インド・アッサム、自然の魅力-リバークルーズやサファリも
アッサムでインドの自然を体験
リバークルーズや世界自然遺産でのサファリも
日本のおよそ9倍もの国土を持つインドの魅力は、世界遺産のタージマハルやヒンドゥ教の聖地バラナシでの沐浴といったさまざまな素材がある。それに加えて、近年注目されているのが、インドの大自然を満喫する旅だ。今回はアッサム州のゲートシティであるグワーハーティーで開催したツーリズムマートに参加し、豊かな自然を誇るインドならでは旅を提唱し、ツーリスト誘致に一段と力を注ぐインド北東部アッサム州に注目した。
アッサム州、観光産業に注力
ツーリズムマート開催
インド北東部のアッサム州は、紅茶の産地として日本人には馴染み深い。首都デリーから東へ空路およそ2時間半の距離で、インド4大都市の1つコルカタにも近く、アッサムを訪れるなら、コルカタをゲートシティにするのも良いだろう。
経済発展の続くインドだが、コルカタを擁する西ベンガル州以東の地域は、その恩恵が余り及ばない地域だった。しかし、近年はインド中央政府も本腰を入れて、観光を主力産業と位置づけ、開発に取り組んでいる。その1つの現れが、アッサム州のゲート都市グワーハーティーで2013年1月18日から20日まで開催されたインターナショナル・ツーリズムマートだ。欧米を含む23ヶ国のツアーオペレーターやメディアが招待され、日本からは旅行会社など3名が参加した。
5万人収容クラスのスタジアムでの歓迎式典には、アッサム州を含めた近辺8州の民族舞踏のショーが繰り広げられ、インド政府からは観光大臣も出席するほどの力の入れようだった。また、コンベンションセンターでのプレゼンテーションやビジネスセッションには、アッサム州を始め、全インドを網羅するツアーオペレーター100社以上がセラーとして参加し、バイヤーとの活発な意見交換や情報収集、新規取引、コラボレーションしての事業展開の可能性などが話し合われていた。