ヴァージン・アトランティック航空新支社長就任、ロンドン以遠の販売に意欲
ヴァージン・アトランティック航空(VS)は3月22日付で、ニック・テイラー氏を日本支社長に任命した。同氏は1997年にVS入社後、営業・マーケティング部門の統括や空港支店長を歴任後、2009年から西アフリカ地区ジェネラルマネージャーを務めていた。3月21日に開催したレセプションで、テイラー氏は3月31日に就航するロンドン/マンチェスター、エディンバラ、アバディーン線に触れ、「日本の皆様に英国北部へのより便利なアクセスが提供できる。英国北部への新しいドアが開かれるこの機会に、ぜひ英国北部に訪問していただきたい」と呼びかけた。
テイラー氏は「今までは繋ぎ目のない形で日本人旅行者をロンドンからスコットランドやエディンバラなどに送客することができなかった」とし、英国国内3路線の就航を契機にロンドン以遠への送客を強化し、プロモーションに力を入れていく考えを示した。日本人はゴルフ需要もあり「非常に可能性を感じている」という。
また、同氏は弊社の取材に応え、羽田/ロンドン線の就航について「考慮している段階。就航時期についてはまだ未定」とコメント。ただし、「実現したいというリストには上がっている」と前向きな考えを示した。さらに、VSが2012年夏に就航以来最高の業績を達成したことについて触れ、「いい意味での動き、勢いを維持しつつ、お客様によりよいサービスレベルを提供していきたい」と意気込みを述べた。
レセプションでは前日本支社長でこのほど英国のジェネラルマネージャー・インターナショナルに就任したリチャード・マイヤースコウ氏も登壇した。同氏は日本支社長時代の3年間を振り返り「日本では素晴らしい業績を築くことができた」と評価。新役職についても日本との関係性は途切れることはないとし「日本市場は可能性を秘めた、興味深い市場。今後も楽しみにしている」と語った。