主要58社、1月の海外旅行が5ヶ月ぶりプラス、ロング好調か

  • 2013年3月17日

 観光庁がこのほど取りまとめた主要旅行会社58社の旅行取扱状況速報で、海外旅行は4.1%増の1414億6183万円となり、5ヶ月ぶりに前年を上回った。調査対象の旅行会社からは、中国と韓国は引き続き低調であるものの北米や欧州が好調との報告が上がっているという。

 海外募集型企画旅行の取扱状況でも、取扱人数が6.7%減の31万2597人となったのに対し、取扱額は5.8%増の506億1927万円となり、単価は13.4%増の16万1931円で約2万円高くなっている。

 企業別で見ると、海外旅行の取扱額が最も多かったのはJTBグループ14社で0.6%増の295億1571万円。次いでエイチ・アイ・エス(HIS)が5.8%増の228億3606万円、阪急交通社が9.4%増の160億2936万円、KNT-CTホールディングス9社が17.8%増の132億6655万円などとなった。また、伸び率が最も高かったのは48.1%増の近畿日本ツーリスト個人旅行で、2位は沖縄ツーリストの42.8%増であった。

 海外旅行以外では、外国人旅行が16.1%増の30億9891万円、国内旅行が0.3%減の2531億3236万円、合計が1.4%増の4031億2823万円。外国人旅行は震災前の2011年と比較しても37.6%増と伸びている。


▽主要旅行会社取扱概況
エクセルファイル