メキシコ、メキシコの「コカ・コーラ」のおいしさの秘密
メキシコは、世界一の「コカ・コーラ」消費国。それはメキシコ「コカ・コーラ」がおいしいからと言われています。
ここメキシコでは「Coca」と呼ばれているコカ・コーラ。おじいさん・おばあさんから小さな子どもまで食事をしながら、通勤電車で、仕事をしながら、レストランから道端まで、あらゆる場面でメキシコ人がCocaを手にしている姿をメキシコに来たことのある方なら目にされていると思います。
これだけ広い世代から愛されるには、相応の理由があるんですね。これまで飲まれてきたCocaとの味の違いにお気づきになられた方もいるのではないでしょうか。
19世紀前半から第2次世界大戦までは、砂糖のみがCocaの甘味料として使われていました。しかし1962年のキューバ危機の際、キューバからアメリカへの砂糖の供給がストップし、その代替品としてコーンシロップが使われ始めました。日本を始め、現在世界に広く伝播しているコカ・コーラは、この当時からのコーラという訳です。
そこでメキシコのCocaの話です。
メキシコでは、車で少し街を離れると広大な台地に広がるサトウキビ畑がご覧いただけます。これだけ自国内でサトウキビを生産している国なので、甘みをコーンシロップに頼る必要がないのです。
コーンシロップの代わりに砂糖を使った清涼飲料水に「プレミアム」と名付けられている今の時代に、メキシコではこのプレミアムな味が身近で味わえるのです。
そう、おいしさの秘密はサトウキビだったんですね。
メキシコにお越しの際は、世界一おいしいんCocaをお飲みになられてはいかがでしょう。